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(気化性)防錆紙の使用例とは

2021.4.27

 (気化性)防錆紙による防錆包装を行う条件として、『金属製品が錆びていない』  『金属製品が清浄である』  『(気化性)防錆紙を適切に保管している』  『(気化性)防錆紙を再利用しない/使い捨てである』  『(気化性)防錆紙の種類と対象金属組み合わせが適切である』があげられます。トラブル事例で多いのは、『製品が既に錆びている/汚れている』ことです。
 (気化性)防錆紙の必要なサイズは、「金属 / 表面処理方法 / 保管環境」などによって変わるため、杓子定規に決めることはできません。また、同じメーカーで同じ規格の金属でも、その製造ロットが違えば錆び方(金属自体の耐食性)が変わる場合があります。
 (気化性)防錆紙単独でも効果がありますので、「防錆油」「乾燥剤」は不要です。

包装A クラフト紙(非防湿性)タイプでキャラメル包装

金属製品が包装されていれば十分で、包装Bのようにテープで密閉性を高める留め方をする必要はありません。

包装B PEラミネート紙(防湿性)タイプでキャラメル包装

外気が入らないようにテープですき間を塞いでください。

包装C PE袋にクラフト紙(非防湿性)タイプと同梱

PE袋の口を塞いで、外気が入らないようにしてください。
包装AやBのように(気化性)防錆紙で金属を全面に覆う必要はありません。

 包装BとCは防湿包装であり、気化した防錆剤が包装の外へほとんど霧散することがありません。そのため、長期保管向けの包装形態となります。

包装D コンテナでの使用 [下部のみに(気化性)防錆紙]

製品を入れたコンテナに別のコンテナもしくは蓋をしてください。
すき間が小さければ小さいほど長期保管に適しています。

包装E コンテナでの使用 [多層に分かれている場合]

仕切り板によって多層に分けれている場合、1枚の気化性防錆紙のみでは、気化した防錆剤が容器内に均一に拡散しないため、各層に気化性防錆紙を置く必要があります。
(気化性)防錆紙で金属製品をサンドし、敷板で層を作った後、同じように(気化性)防錆紙で金属製品をサンドします。

包装F コンテナでの使用 [一時保管、(気化性)防錆紙を蓋代わり]

蓋代わりに用いる場合、製品を覆うようにして製品が埃を被らないようにしてください。

包装G 大型コンテナでの包装

気化した気化性防錆剤の到達距離(有効範囲)を考慮する必要があるため、上部/真ん中/下部などに気化性防錆紙を置く必要があります。

包装H クレープ紙によるゲートル巻き

(気化性)防錆紙を包帯のように巻いて使用する方法です。

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