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Sabipedia サビペディア

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用語解説(よくある質問)

2021.6.28

Q1.錆(さび、サビ)

A1.「錆」という表現を使用する場合、金属は「鉄(鉄鋼)」のみをさします。「銅」や「亜鉛」などの「鉄(鉄鋼)」以外では使用しません。
鉄の原料である鉄鉱石は,主に鉄と酸素が反応してできる酸化鉄と呼ばれる化学的に安定した物質として、自然界に存在しています。しかし、鉄単体は化学的に不安定な物質で、温度や湿度の影響を受け、元の安定した酸化鉄(酸化物)に戻ろうとします。この酸化鉄が錆と呼ばれるもので、錆ができるためには、酸素と水の両方の存在が必要です。

Q2.腐食

A2.金属が、保管や使用されている環境によって化学反応を起こし、金属表面が盛り上がったり(鉄の場合は赤さびなど)、変色を起こして金属光沢が失われることです(銅の場合は緑青など)。
「錆」という言葉は鉄(鉄鋼)にしか使用できませんが、「腐食」は鉄を含む金属全体で使用できます。

Q3.腐食性物質 (Corrosive Agent)

A3.金属に付着することで金属の腐食を促進させる物質のことです。海塩粒子(塩化ナトリウム)、塩化マグネシウム、硫酸、ギ酸、塩酸、硝酸、アンモニア、大気汚染物質(二酸化硫黄、SOx、二酸化窒素、NOx、硫化水素)、寒冷地での路面凍結防止剤等などです。海辺や温泉の近くで金属が腐食しやすいのは、これが原因です。

Q4.SDS(旧名: MSDS)

A4.SDSは、「Safety Data Sheet: 安全データシート」の略語です。以前は、MSDS(Material Safety Data Sheet:化学物質安全性データシート)と呼ばれていました。これは、化学物質が含まれる原材料などを安全に取り扱うために必要な情報を記載したものです。

Q5.含浸タイプの「含浸」とはどういう意味ですか?

A5.溶液にした気化性防錆剤を紙の繊維(セルロース)の隙間に浸み込ませることです。含浸タイプは、気化性防錆剤が粉となって剥がれ落ちるパウダートラブルは起こりません。

Q6.塗工タイプの「塗工」とはどういう意味ですか?

A6.溶液にした気化性防錆剤が紙表面に存在する状態で、気化性防錆剤と紙の二層構造になります。塗工タイプは、気化性防錆剤が粉となって剥がれ落ちるパウダートラブルが起こる場合があります。

Q7.臨界湿度 (Critical Humidity)

A7.一般に相対湿度[%RH]が高くなるほど腐食速度は増します。相対湿度がある値を超えると、金属の腐食速度が急激に増してより錆びやすくなります。この値(湿度)を臨界湿度といいます。
臨界湿度は、金属の種類や環境条件によって変わりますが、60~65%と考えられています。

Q8.鋼板の厚さの名称

A8.鋼板とは、その名の通り、鋼で作られた鉄板のことです。 鋼板は、規格に定められた厚さによって名称が変わります。

極厚板150mm以上厚板6mm以上~150mm未満
中板3mm以上~6mm未満薄板3mm未満

Q9.クレープ紙(Crepe Paper)

A9.しわ加工を施した紙のことで、伸縮性がありますのでフィット性に優れています。花のラッピングにも使用されています。

Q10.亜鉛めっき鋼板(Zinc-Coated Steel Plate)

A10.亜鉛をめっきした薄鋼板のことです。
 亜鉛と鉄が接触した状態の場合、亜鉛が鉄より先に腐食することで鉄の腐食(錆)を防ぎます。
 亜鉛めっき鋼板の製造方法としては、「溶融亜鉛めっき」と「電気亜鉛めっき」があり、めっきの上に表面処理が施されることが多いです。表面処理の方法によって、気化性防錆紙との相性が変わりますので、事前の確認試験が必要です。
 亜鉛めっき鋼板には、鉄・非鉄金属共用タイプ(アドパック-S:SK-7(M)など)が適しています。

Q11.スズめっき鋼板(Tin Plate)

A11.薄鋼板にスズめっきを行ったもので、「別名:ブリキ」ともいわれます。
 スズは、鉄よりも腐食しにくいことで、鉄の腐食(錆)を防ぎます。主な用途として、「食缶」、「飲料用容器」、「18リットル缶」などの製缶材料として広く用いられてきましたが、資源としてのスズの枯渇などの理由によりTFS(ティンフリースチール)に置き換わっています。
 スズめっき鋼板(ブリキ)には、鉄鋼用含浸タイプ(アドパック-G:GK-7(M)など)が適しています。

Q12.ステンレス鋼(Stainless Steel)

A12.ニッケル[Ni]と10%以上のクロム[Cr]を鉄[Fe]に混ぜた合金で、腐食しにくくした鋼のことです。
 ステンレス鋼の耐食性がよいのは、数ナノメートルオーダーの極めて薄い防錆皮膜が形成されているためです。ステンレス鋼は不銹鋼といわれることもありますが、防錆皮膜が破壊されるような環境(例えば、海辺のような塩化物イオンを含む環境)などでは錆が生じることがあります。
 ステンレス鋼には、鉄鋼用含浸タイプ(アドパック-G:GK-7(M)など)、長期鉄鋼用塗工タイプ(アドパックホワイト:TK-610(M)など)が適しています。

Q13.油焼け(Oil Staining)

A13.油を塗布した金属表面にできるしみ状のものを「油焼け」又は「オイルステン」といいます。通常の脱脂工程などでは、これを除去することは困難です。

Q14.結露(Dew Formation)

A14.温度(気温)に対する空気中の水分量(水蒸気の量)には限界値があります。また、温度が上がれば、それに伴い空気中の水分量の限界値も上がります。この空気中の水分量の限界値を「飽和水蒸気量」といいます。
 ある気温の場所に、その気温よりも低い温度の物質が置かれたとき、その物質に接している空気の温度が下がります。そして、温度が下がることで、物質の周囲にある空気の飽和水蒸気量の値も下がります。その結果、元々あった水蒸気の量より、温度が下がったときの飽和水蒸気量の値が下になったとき、水蒸気としていられなくなった水分が水滴となって物質に付着します。これを「結露」と言い、錆の原因となります。
 「結露」は、湿度が高い梅雨や夏季によく発生します。また、雪国地方の春先で湿度が高く、昼夜の温度差が大きいときにも生じますので注意が必要です。また、金属表面の汚れや異物の付着によって、湿度が高くなくても結露が生じることがあります。

Q15.水溶性防錆剤(Water-Soluble Corrosion Inhibitor)

A15.防錆剤を水に溶解させるか分散(乳化)させた水溶液です。金属を切削、研削加工した後の洗浄や短期間の一時防錆に使用されます。

Q16.PEラミ(PEラミネート紙)

A16.ポリエチレンラミネート(Polyethylene Laminated)加工のことです。クラフト紙にポリエチレン樹脂をコーティングして樹脂を成膜し、バリア性をもたせたものです。PEコーティングとも呼ばれています。

Q17.防錆フィルム(VCI Film)

A17.樹脂(主にポリエチレン)に防錆剤を練りこんで成膜させたフィルム、または、フィルムに防錆剤を塗工(二層構造)したものです。
 気化性防錆紙、(気化性)防錆紙フィルム、防錆油の短所、長所については、弊社HP内にある「気化性防錆紙と防錆フィルム及び防錆油との比較表」をご参照ください。

Q18.クライモグラフ(Climograph)

A18.特定の地域の気温[℃]を縦軸、相対湿度[%]を横軸にとり、各月平均値を月順に線で結んだ線図です。気温と降水量を使用したハイサーグラフも一般的には使われ、これをクライモグラフということもあります。

Q19.VCI

A19.「Volatile Corrosion Inhibitor(気化性腐食抑制剤)」の略で気化性防錆剤のことをさします。ですので、弊社のアドパックはVCI紙(VCIペーパー)ということです。

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